3月のおすすめドラマ

晩餐ブルース(テレビ東京)

※この文章を3月に書いている関係で、ページが公開される4月にはもう放送は終わってしまいました。
でも、どうしてもおすすめしたいから書いちゃいました。
サブスクだと、Netflixで見れます。

テレビ局で働く優太(井之脇海さん)と、元料理人の耕助(金子大地さん)が、一緒に晩ご飯を食べる"晩活"を通して心を通わせていく物語。

このドラマに出てくる人物たちは、みんなどこか生きづらさを感じながら日々を過ごしている。それが、些細なことでも。

でも、週に1回や2回でも、"晩活"みたいに全てを忘れられる時間があると、その日を楽しみに何だかウキウキして仕事ができるし、部屋を片付けよう、悩んでいるあの人に寄り添いたい、少しずつ自分の心に余裕が出てくる。
その描写に何とも心が洗われます。

ほっこり系ドラマ?と言ってもいいと思う。

でも、このドラマがどこか特別に感じるのは
悩めるもの同士で励ましあったり、日常の些細なことで少しずつ幸福感を感じ取ったり、、
そういったことを男性同士の友情を通して描かれることが少ないからだと思う。

実際、女性に比べて男性は弱音を吐く機会が少ないって耳にする。でも、女性には多いって意味じゃないよ。

このドラマのように、男性女性どんな人もみんな弱音を吐きたいときに吐いて、ときにはそれを聞いてくれる人がいて、自身が持つ弱さや脆さと向き合いながら生きていける社会が理想だと私は思う。

誰しもが強くある必要なんてないし、鋼のハートなんて、きっとないんだよね。

弱い自分を受け入れることが、実は本当の強さにつながるのでは?そう感じさせてくれるドラマなのです。

あと、映像の美しさもこのドラマの魅力。
エンディングの映像の光の加減がたまらない。
そして、井之脇海さんのセーター姿があまりにも温かい。

悩めるみなさん。
晩餐ブルースを、見てください!