6月の音楽
Mei Semones-Dumb Feeling
この曲を初めて聴いたとき、「あれ、なんか体がふわっと軽くなった…?」って、不思議な気持ちになった。
予定のない休日、涼しい風に吹かれながら、ちょっとスキップしたくなるような—
そんな小さな自由をくれる曲だなあって思ったのです。
最近の私はといえば、なんでもすぐ意味づけしちゃう癖がついちゃってまして。
出来事には理由を、感情には名前を。
「これはこういうことだよね」って、頭の中でラベリングしないと落ち着かない。
なんなら、それが大人ってことかも?なんて思ってた節もありました。
もちろん、それ自体は悪くない。
ちゃんと向き合おうとする姿勢って、きっとすごく大事なことだし。
でも、だからといって「それだけ」が正解ってわけでもないよね。
この曲は、そんな私に「意味なんてなくてもいいんだよ」って、こっそり囁いてくれてる気がした。
なんとなく好き、なんとなく心地いい。
それだけで、もうじゅうぶん。
特別じゃなくても、ちゃんとここにいる。
誰かと比べたり、言葉で証明しなくても、「いま感じてること」があるなら、それでいい。
たとえば、歌詞にも出てくるのだけれど
電車が自分の駅に着いたときの、あのなんとも言えない安心感。
他にも、うまく感想にはできないけれど、映画なり、アートなり、自分を刺激した何かを見た時とか。
そういう、自分の中の、うまくあらわせれないけれど、確かにそこにあるような感覚を、ありのまま受けて入れてくれるような。
そんな優しい感覚を、この曲は思い出させてくれます。
たぶんそれって、今回の「ANIMARU」っていうアルバムタイトルにも繋がってるのかもって思ったり。
自分の中にいる“動物的ななにか”を、信じてみること。否定しないこと。
それもそれでいいんだ、って思いたいです。
Dumb Feeling
Composer and Lyricst:Mei Semones
This is a special place
But how many days do I really feel
I think I'm special too
But how many days do I really feel
ここは特別な場所
でも、実際にそう感じる日はどれくらいあるんだろう
自分も特別だと思ってる
でも、本当にそう感じる日はどれくらいあるんだろう
Love when the train comes to my stop
I won't try to fight it
Let the dust settle on me
I'll stay just to spite it
電車が駅に着く、その瞬間が好き
無理に抗わない
ほこりが自分に積もっていくままに
意地でもここに居座ってやる
言うこと無いなら
無理に話さなくても良いよ
自分の言葉より
人の言葉を聴く方が
楽しいから
I don't need to get my word in
A fly stuck to the wall
I'm not here to be worth it
I'm not here to be worth it
無理に発言する必要はない
壁にくっついたハエみたいに
ここに「価値ある存在」になるためにいるんじゃない
価値あるために、ここにいるんじゃない
This is a dumb feeling
There's something I like about it
This is a numb feeling
There's something I like about it
ばかみたいな感情
でも、それがなんか好きなんだ
感覚ゼロな感情
でも、それがなんか好きなんだ
Love when the train comes to my stop
I won't try to fight it
Let the dust settle on me
I'll stay still just to spite it
電車が駅に着く、その瞬間が好き
無理に抗わない
ほこりが自分に積もっていくままに
意地でもここに居座ってやる